《マジシャンズ・サルベーション》の販売価格と買取価格の相場はいくら?
《マジシャンズ・サルベーション》は、2021年9月25日に発売された「WORLD PREMIERE PACK 2021」で登場したフィールド魔法カードです。
《永遠の魂》を直接セットしながら、師匠と愛弟子を自然に並べられる待望の1枚。
【ブラック・マジシャン】を使うプレイヤーなら1枚は必ず採用したいカードです。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから「永遠の魂」1枚を選んで自分フィールドにセットできる。
(2):自分が「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」の召喚・特殊召喚に成功した場合、そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとはカード名が異なる「ブラック・マジシャン」または「ブラック・マジシャン・ガール」1体を自分の墓地から選んで特殊召喚する。
《マジシャンズ・サルベーション》のレアリティは以下の2種類です。
- ウルトラレア
- シークレットレア
それでは早速、販売価格と買取価格の相場をみてみましょう。
価格の安いレアリティは省略して紹介します。
《マジシャンズ・サルベーション》の販売価格と買取価格の相場
【販売価格の相場】
- ウルトラレア:1,180~1,880円
- シークレットレア:5,980~7,580円
【買取価格の相場】
- ウルトラレア:900~1000円
- シークレットレア:4,500~5,000円
※価格相場は日々変動しており、時期により価格は変わります。
《マジシャンズ・サルベーション》の買取価格が高い理由
《マジシャンズ・サルベーション》の買取価格が高い理由は「プレイヤー需要」にあります。
性能的には【ブラック・マジシャン】デッキに1枚必須のカードであり、《ブラック・マジシャン》自体の人気が高いために値段が上昇し続けています。
普通のテーマ専用のウルトラレアは高くても1000円前後で収まるのですが、このカードの場合は収録されている「WORLD PREMIERE PACK 2021」に値段の秘密があります。
「WORLD PREMIERE PACK 2021」は海外で先行発売されたカードを和訳した逆輸入パックで、10年ほど続いている息の長いシリーズです。
今回は【絵札の三銃士】【ミュートリア】【ウォークライ】の3カテゴリが大きくプッシュされていました。
ただ、今回の収録内容は汎用性の高いカードが少なかったためにパックそのものがあまり良くなくて、《マジシャンズ・サルベーション》に価格が集中してしまったという現象が起きています。
プリズマティックシークレットレアも「XYZ」シリーズとこれまた渋いチョイスでした。
他のカードゲームでも時々あることなのですが、パック全体の売れ行きが悪いのにある特定のカードだけが人気が高いと、シングルカードの相場の需要と供給が釣り合わないために値段が高騰してしまいます。
初動価格は2000円前後とほぼボックス1箱分と同じ価格くらいになっていました。
肝心の性能面に関してですが、まずはフィールド魔法というところで魔法&罠ゾーンを多様する【ブラック・マジシャン】デッキにおいて場所の圧迫を気にすることなく使えるという点が高評価。
加えて発動時にデッキのエンジンとなる《永遠の魂》をセットして、フィールドに黒魔道士2体を揃えることで多くのサポートカードの発動・多様な融合召喚が容易になります。
《マジシャンズ・サルベーション》自体のサーチ手段も多く、1枚でも安定して使えます。
たかが1枚ですが、下準備の工程を一気に縮めることができるカードなので必ずデッキに入れたいカードとなっています。
ブラマジガールが師匠をなんとか引っ張り上げようとしているイラストも可愛らしいですよね。
「WORLD PREMIERE PACK 2021」 で価格の高いカードは?
- 《ジョーカーズ・ストレート》
- 《切り裂かれし闇》
- 《真の光》
人気があまりないパックといえど他にも価格の高いカードはあります。
《ジョーカーズ・ストレート》と《真の光》は《マジシャンズ・サルベーション》同様に専用デッキで高い性能を誇るカードです。
【絵札の三銃士】はテーマデッキとして生まれ変わり、【ブルーアイズ】デッキはさらなる高みへと飛躍しました。
他にもプリズマティックシークレットレアやイラスト違いのカードが低い封入率で収録されているので、運がよければ手に入るかもしれません。
この中で注目したいのは《切り裂かれし闇》。
このカードはレアであるにも関わらず1枚400円程度とその他のスーパーレア・ウルトラレアの価格を軽々と抜かしていった汎用性の高いカードです。
通常モンスターが召喚・特殊召喚されると1ドローできる優秀な永続魔法でドローエンジンとして活躍してくれます。
もしもこのカードがウルトラレアだったならば1枚1800円くらいにはなっていたでしょう。
プレイヤー需要で値段が高くなるカードは「汎用性」・「大会での活躍」・「流行」が基準となります。
いずれの場合もコレクター需要のカードとは異なり、値段の推移が激しいです。
さらに2年ほど経過すると再録されることでさらに値段が落ちる可能性が出てきます。
【ブラック・マジシャン】や【ブルーアイズ】などの人気テーマのカードの場合はほぼ間違いなく再録されるといっていいでしょう。
《マジシャンズ・サルベーション》は間違いなく優秀なカードですが、価格はいつまでも維持されるとは限りません。
もし売買を考えているのであれば早めに決断されることをおすすめします。