《屋敷わらし》の販売価格と買取価格の相場はいくら?
《屋敷わらし》は、2018年1月13日の「FLAMES OF DESTRUCTION」で初登場した、地属性・アンデット族の下級モンスターのチューナーです。
そこで今回は《屋敷わらし》の販売価格と買取価格の相場についてご紹介します。得に20thシークレットレアの価格は必見です。
星3/地属性/アンデット族/攻0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にする。
●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地からカードを除外する効果
ちなみに《屋敷わらし》のレアリティはぜんぶで以下7種類が存在します。
- ・スーパーレア
- ・ウルトラレア
- ・シークレットレア
- ・20thシークレットレア
- ・プレミアムゴールドレア
- ・コレクターズレア
- ・プリズマティックシークレットレア
ちなみに《屋敷わらし》は何度も再録されたため、今回は価格の高いレアリティのみを抜粋して紹介します。それでは早速、販売価格と買取価格の相場をみてみましょう。
《屋敷わらし》の販売価格と買取価格の相場
【販売価格の相場】
20thシークレットレア:20,500~26,800円
プリズマティックシークレットレア:4,980~6,000円
プリズマティックシークレットレア(新規イラスト):6,480~8,180円
プレミアムゴールドレア:780~1,200円
コレクターズレア:980~1280円
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【買取価格の相場】
20thシークレットレア:10,000~18,000円
プリズマティックシークレットレア:2,400~4,000円
プリズマティックシークレットレア(新規イラスト):4,000~6,500円
プレミアムゴールドレア:150~300円
コレクターズレア:500~900円
※買取価格は日々変動しており、時期により価格は変わります。
当社調べ2021/6/7時点での情報
現環境でも採用率を伸ばしており、注目されているカードの1枚です。そしてこのイラストです。これで高額となった理由は察してくださると思うのですが、次で詳しくご説明しましょう。
《屋敷わらし》の価格相場が高い理由
このカードは《幽鬼うさぎ》《浮幽さくら》《灰流うらら》《儚無みずき》《小夜しぐれ》たちと連なる「美少女手札誘発シリーズ」のうちの1枚となっています。
>《幽鬼うさぎ》の販売価格と買取価格の相場
>《灰流うらら》の販売価格と買取価格の相場
この時点でもう値段がつくんじゃないか、と思ったそこの貴方、仰る通りです。実際はそれだけでなく、現在の環境においても高い採用率を誇るカードでもあります。
効果をざっくりと言ってしまうと、「墓地のカードを触る効果を無効にする」といった感じです。このカードが登場した当時、執筆者を含めたYPたちはこう思いました。
『これ《D.D.クロウ》で良くね?』
《D.D.クロウ》といえば、相手の墓地のモンスター1枚を除外できる手札誘発です。このカードで相手が触ろうとしている墓地のカードを除外してしまえば、実質無効化しているのと同じになるんですね。わざわざ《屋敷わらし》を使う必要はないだろうと。しかし、《屋敷わらし》にはあって《D.D.クロウ》にはない特徴は意外と多かったのです。
①墓地の複数のカードに影響を及ぼす効果を無効にできる
例えば《ソウル・チャージ》は墓地から複数のモンスターを蘇生するカードです。これに対して《D.D.クロウ》を使ってもモンスター1体しか除外できないため、除外されなかったモンスターは蘇生されてしまいます。
一方で《屋敷わらし》はカード効果そのものを無効にできるので、1体たりとも蘇生させずに済みます。
②墓地に触る「可能性のある」カード効果でも無効にできる
例として、次のカードを見てみましょう。
※効果は一部省略しています。
《PSYフレームギア・γ》
(1)自分フィールドにモンスターが存在せず、相手モンスターの効果が発動した場合に発動できる。手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、その発動を無効にして破壊する。
《儀式の下準備》
(1)デッキから儀式魔法カード1枚を選び、さらにその儀式魔法カードにカード名が記された儀式モンスター1体を自分のデッキ・墓地から選ぶ。そのカードを手札に加える。
《氷結界の龍 トリシューラ》
(1)このカードがS召喚に成功した時に発動できる。相手の手札・フィールド・墓地のカードをそれぞれ1枚まで選んで除外できる。
太字で示した通り、上記すべてのカードは墓地のカードを触る「可能性のある」効果を持っています。でもあくまで「可能性」だから、実際には触らないかもしれない?
いえいえそんなの関係ありません。墓地に影響を及ぼす効果であれば無効にできるので、発動時点で墓地に触るか確定していなくても《屋敷わらし》を発動できるのです。
これを踏まえれば、意外と対応範囲が広いことがわかります。現在の環境では「閃刀姫」や「サンダー・ドラゴン」など、墓地利用が多いテーマに対するメタとして採用される傾向にあります。
③かわいい
これが一番重要ですよね(威圧)。YPであれば自分のデッキによく分からないカラスを入れるより、ゴスロリ美少女を入れたいと考えます。考えますよね?(威圧)
言うまでもなく《屋敷わらし》はイラストアドを獲得しており、シークレットレアの価格はスーパーレアの5倍となっています。
そして2019年2月に開始したキャンペーンで《屋敷わらし》の20thシークレットレアが実装されました。されてしまいました。
そのキャンペーンというのが、対象の遊戯王カードを3ボックス購入するとスペシャルパックが1パックもらえるというもので、そこに《屋敷わらし》の20thシークレットレアが収録されています。
収録カードは10種類なので、《屋敷わらし》が当たる確率は1割ですね。しかし14580円払って1割を引き当てるのは至難の業。高額になるのも当然ですね。
以上の理由から《屋敷わらし》は現環境で高い採用率を誇るようになり、そしてかわいいので高額となったのでした。
《屋敷わらし》と同じパックで登場した高額カードは?
このカードが収録されたパックは「FLAMES OF DESTRUCTION」です。
このパックには《無限泡影》《墓穴の指名者》《レッド・リブート》など、現環境において採用率の高い強力カードが集中して収録されています…
が、これらのカードは「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION」で再録されてしまいました。しかし価格を落とすことなく高い需要を保ち続けているのが《墓穴の指名者》です。
余談ですが、《墓穴の指名者》は《屋敷わらし》を無効にできて、《屋敷わらし》は《墓穴の指名者》を無効にできます。何か因縁があるように感じますね…。
最近、この「美少女手札誘発シリーズ」が再録される傾向にあります。
実際に、「20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION」でも《灰流うらら》《増殖するG》が再録されて人気を呼びました。
《屋敷わらし》は何度も再録されているので値段も徐々に落ち着いてきています。手放すならお早めに。