《破滅竜ガンドラX》の販売価格と買取価格の相場はいくら?
《破滅竜ガンドラX》は、「劇場版 遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS 劇場配布カード」で登場した闇属性・ドラゴン族の最上級モンスターです。いわゆるプロモカードってやつですね。
そこで今回は《破滅竜ガンドラX》の販売価格と買取価格の相場についてご紹介します。
星8/闇属性/ドラゴン族/攻0/守0
(1)このカードが手札からの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。このカード以外のフィールドのモンスターを全て破壊し、破壊したモンスターの内、攻撃力が一番高いモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。このカードの攻撃力は、この効果で相手に与えたダメージと同じ数値になる。
(2)自分エンドフェイズに発動する。自分のLPを半分にする。
ちなみに《破滅竜ガンドラX》のレアリティはぜんぶで以下の3種類が存在します。
- ・KCレア
- ・シークレットレア
- ・ウルトラレア
それでは早速《破滅竜ガンドラX》の販売価格と買取価格の相場をみてみましょう。
《破滅竜ガンドラX》の販売価格と買取価格の相場
【販売価格の相場】
KCレア:100円
シークレットレア:50円
ウルトラレア:50円
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【買取価格の相場】
KCレア:100円以下
シークレットレア:100円以下
ウルトラレア:100円以下
※買取価格は日々変動しており、時期により価格は変わります。
当社調べ2020/5/14時点での情報
《破滅竜ガンドラX》の価格相場が高い理由
突然ですが、皆様は「ワンキル」という言葉をご存知でしょうか。そう、「1ターンキル」の略称です。
戦略とか駆け引きとか対戦において重要な要素を一切無視して、決められた展開ルートを延々とこなし続け、相手はそれを眺めているうちにいつの間にか負けている、という初代より続く、忌み嫌われた戦術です。
高打点のモンスターでライフを削りきる「後攻1ターンキル」と、先攻を取ってカード効果を駆使し勝利を決める「先攻1ターンキル」の2パターンが存在しますが、後者は相手プレイヤーが何もできないまま終わることが多いため嫌われる傾向にあります。
後攻ワンキルであればロマン的な要素も含まれてたりするので、まだ納得できるのですが…。
失礼致しました、話を戻しましょう。《破滅竜ガンドラX》が高騰した理由ですが、その「先攻1ターンキル」に使われるようになったからです。
その名も「ガンドラワンキル」デッキ。
先行1ターンキルデッキに使われるようになり需要が高騰
まずはガンドラの効果をおさらいしてみましょう。ざっくりと言ってしまえば、
フィールドのモンスター全破壊
↓
破壊されたモンスターの中で最も高い攻撃力分のバーンダメージ
ということになります。要するに、ガンドラの他に攻撃力8000以上のモンスター1体を用意できればワンキルを達成できるわけです。
問題は「先攻1ターン目だけでそんな盤面を作れるのか」なのですが、現環境の高速化と豊富すぎるドラゴン族サポートカードを侮ってはいけません。
ワンキル達成までの展開ルートを書き出すと非常に長くなるので、ここではガンドラをワンキル要員に変えたA級戦犯…もといキーカードをご紹介します。
《水晶機巧ーハリファイバー》
言わずと知れたソリティア要員です。あらかじめ《亡龍の戦慄ーデスドルドー》を墓地に送っておき、自己蘇生すればリンク召喚は簡単にできます。
デスドルドーを墓地に落とす方法なら《終末の騎士》なり《竜の渓谷》なり、いくらでもあります。
ハリファイバーの効果でチューナーをリクルートし、次のリンク召喚に移ります。
《アークロード・パラディオン》
リンクマーカー先にいるモンスターの攻撃力分だけ自分の攻撃力を上げる効果を持ってます。
何を隠そう、こいつの打点を8000にすることが目的となります。
《守護竜エルピィ》《守護竜ピスティ》《守護竜アガーペイン》
ガンドラワンキルを生み出すきっかけとなった最重要人物(?)です。
好きなドラゴン族モンスターをデッキから出したり墓地から蘇生させたり、挙句の果てにはエクストラデッキからも出せるという、やりたい放題60センチ砲台みたいな奴らです。
一応条件として「2体以上のリンクモンスターのリンクマーカーで囲まれたモンスターゾーン」を作る必要があるのですが、こちらは「パラディオン」カードを駆使すれば簡単にできます。
《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》
こちらも言わずと知れた最凶のドラゴン族サポートカードです。
墓地のドラゴン族モンスターを蘇生する効果を持っているのですが、これと「守護竜」を合わせると効果を使いまわすことができてしまいます。
最終的にはこの効果でガンドラを場に出して勝利を決めることになります。
《No.95ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》
デッキから好きなドラゴン族モンスター3体を墓地に落とせるというトンデモ効果を持っています。
しかも素直にエクシーズ召喚する必要はなく、《守護竜アガーペイン》の効果でそのまま出すことができてしまいます。
しかも攻撃力4000なので、《アークロード・パラディオン》の攻撃力アップに貢献します。
《外神ナイアルラ》《外神アザトート》
展開ルートとは直接関係ないのですが、ポイントはアザトートの効果です。「エクシーズ召喚成功したターン、相手はモンスター効果を発動できない」。
つまり、ガンドラワンキルが苦手とする手札誘発モンスターをこれで封殺できてしまうのです。ナイアルラはアザトートの下敷き要員ですね。
《嵐征竜ーテンペスト》
実装当時は環境を席巻した程の圧倒的制圧力を持つ「征竜」の1体です。
その強力さゆえに、かつては4征竜ともに禁止カードとなっていましたが、2018年10月のリミットレギュレーションにおいてテンペストのみ制限緩和されて帰ってきました。
そしてワンキルに利用されるという始末。やっぱり征竜は帰しちゃ駄目でしょ。
ざっくりとした説明で伝わりにくかったかもしれませんが、要はソリティアしまくって8000バーン決めてゲームエンドという凶悪無慈悲なデッキが「ガンドラワンキル」です。
とはいえこのデッキも万能ではなく、弱点が存在します。
《破滅竜ガンドラX》を使ったワンキルデッキの弱点
①効果無効に弱い
ワンキルルートの主軸となる《水晶機巧ーハリファイバー》やガンドラの効果を封じてしまえば、一転してワンキルが失敗し機能不全となります。
とはいえ、「外神」の効果で《灰流うらら》などの手札誘発モンスターを封じることができるため、ケアは可能です。
残る頼みの綱は手札から使える罠カードの《無限泡影》ですが、これを《禁止令》でケアするプレイヤーもいます(執筆者経験済)。本当に弱点なんですかねこれ。
②リミットレギュレーションで確実に規制される
弱点としては身も蓋もないですが、公式が挙げるリミットレギュレーションの選定理由では「デュエルの駆け引きの要素が激減するようなカード・コンボへの一定の規制」と明記されており、ワンキルデッキがこれに該当します。
ワンキルデッキが長生きしてたらデュエルが成立しないので、規制されて当然ですね。
この観点から、先程紹介した《No.95ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》も今年の1月に禁止カードとなりました。
しかし、《ドラグニティナイトーロムルス》《混源龍レヴィオニア》《終焉龍カオス・エンペラー》などといったカードによって、未だガンドラワンキルは現環境でもしぶとく生き続けています。
ここまで来るとガンドラ自体に規制をかけるしかなくなってしまうので、ガンドラの相場も今期限りとなってしまうでしょうね。
《破滅龍ガンドラX》と同じようにプロモカードとして登場した高額カードは?
《破滅竜ガンドラX》は劇場版遊戯王の入場者配布カードで、いわゆるプロモカードとなっています。入手難度の高さもあって高額となったのでしょう。
同じプロモカードとして高額なのは、やはり《青眼の亜白龍》でしょう。