《水晶機巧 ハリファイバー》の販売価格と買取価格の相場はいくら?

《水晶機巧 ハリファイバー》の販売価格と買取価格の相場はいくら?

《水晶機巧 ハリファイバー》は、2017年11月25日発売の「LINK VRAINS PACK」で登場した水属性・機械族のリンクモンスターです。

ここでは《水晶機巧 ハリファイバー》の販売価格と買取価格の相場や、値段が高い理由を紹介します。

ハリファイバーの買取価格

リンク・効果モンスター
リンク2/水属性/機械族/攻1500
[リンクマーカー:左下/右下]
チューナー1体以上を含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
(2)相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにフィールドのこのカードを除外して発動できる。EXデッキからSモンスターのチューナー1体をS召喚扱いとして特殊召喚する。

《水晶機巧 ハリファイバー》のレアリティはぜんぶで以下の4種類が存在します。

  • ・スーパーレア
  • ・ウルトラレア
  • ・コレクターズレア
  • ・シークレットレア

それでは《水晶機巧 ハリファイバー》の販売・買取価格の相場についてみてみましょう。

《水晶機巧 ハリファイバー》の販売価格と買取価格の相場

【販売価格の相場】
スーパーレア:200~380円
ウルトラレア:500~780円
コレクターズレア:480~780円
シークレットレア:480~700円

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【買取価格の相場】
スーパーレア:80~200円
ウルトラレア:150~200円
コレクターズレア:200~400円
シークレットレア:100~500円

※買取価格は日々変動しており、時期により価格は変わります。

当社調べ2021/4/8時点での情報

《水晶機巧 ハリファイバー》の価格相場が高い理由

2017年の3月にマスタールールが大幅に変更され、「EXモンスターゾーン」なるものが登場しました。

この影響を簡単に説明すると、融合・シンクロ・エクシーズなどEXデッキから出るモンスターは基本的に1体までという制約がついたということです。

このルールは当時の遊戯王界に大きな衝撃を与え、デッキの大部分が機能不全に陥ることとなりました。

その結果引退者が続出し、遊戯王の売上も半分にまで落ちたそうです。そしてほとんどのカードショップが遊戯王カードの買取をストップし、閉店にまで追い込まれたお店も出てきたくらいでした。

ルール改正によってとくに大きなダメージを受けたのが、シンクロ召喚を主軸とするデッキでした。

当時のシンクロデッキはシンクロモンスターを複数体展開して勝負を決める戦術が前提だったので、今回のルール変更は致命傷と言えました。

「シューティング・クェーサー・ドラゴン」や「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」なんかは召喚が実質不可能となってしまい、価格が大暴落していましたね…。

シンクロデッキを救済したカード。それがハリファイバー

そんなシンクロデッキを救済したのが、この《水晶機巧 ハリファイバー》です。自分フィールドに2枠のEXゾーンを拡張するだけでなく、チューナーを呼び出す効果や、シンクロモンスターに変身する効果を持っています。

シンクロ召喚に必要なサポートが揃った、まさにシンクロデッキの救世主と呼べる超万能モンスターなのです。

ちなみにハリファイバーの登場によって、「コズミック・ブレイザー・ドラゴン」と「シューティング・クェーサー・ドラゴン」の価格は再び上昇しました。

しかし現環境においてはシンクロデッキどころか全デッキの主要パーツにまで昇格されています。

というのもハリファイバーの効果で「ブンボーグ001」「幻獣機オライオン」「ジェット・シンクロン」「レッドローズ・ドラゴン」を筆頭に、自己蘇生やトークン生成ができるチューナーを呼べば次のリンク召喚による展開補助が可能になるからです。

ハリファイバーとそのチューナーさえ採用すればデッキも圧迫しないので、もはやハリファイバーを使わないデッキはほぼ存在しないと言えるでしょう。

過去にはこのカードと「サモン・ソーサレス」「ファイアウォール・ドラゴン」「ダンディライオン」を主軸とした「たんぽぽサンバ」というデッキも環境に登場していましたね。

また後続にリンクモンスターが出せない状況であっても「幽鬼うさぎ」を出しておいてターンを返せば、そのまま相手の行動を妨害する準備を整えることができます。

いやもう本当に万能すぎるんですよ。他にも優秀な下級チューナーは多く存在するので、今後もハリファイバーの出番は増えていくことでしょう。

このように《水晶機巧 ハリファイバー》は、現環境を象徴する超汎用カードとなっています。

必須カード級の高額カードだったため、レアリティコレクション3にて再録。全ての決闘者に平等に行き渡るようになりました。
2021年4月現在では価格は落ち着いています。

《水晶機巧 ハリファイバー》と同じパックで登場した高額カードは?

このカードが収録された「LINK VRAINS PACK」ですが、ハリファイバー1枚で1BOX以上の価格になるのとは裏腹に、その他のカードはあまり高額にはなりませんでした。

加えてこのパックは箱ごとにカードの偏りが大きく、ノーマル・レアのカードですら3箱買っても揃わないくらいでした。そして肝心のウルトラレア枠は5種類のうち2枚。(もちろんハリファイバーが当たりです)

この現状から「ハリファイバーくじ」と揶揄されることもしばしばあります。…が、実は最近でも良く使われている万能カードが他にもあります。それが「聖騎士の追想 イゾルデ」です。

戦士族モンスター2体を素材にしてリンク召喚できるリンクモンスターで、リンク召喚時に戦士族モンスターをなんでもサーチすることができます。

あのキモイルカだってサーチできます。さらにもう1つの効果で、デッキから戦士族モンスターをなんでも呼ぶことができます。もちろんキモイルカだって出せます。

このように戦士族サポートとして非常に優秀なので、「聖騎士」に限らず戦士族主体のデッキなら確実に採用されるリンクモンスターです。