《N・アクア・ドルフィン》の販売価格と買取価格の相場はいくら?

《N・アクア・ドルフィン》の販売価格と買取価格の相場はいくら?

《N・アクア・ドルフィン》は、2006年5月18日発売の「POWER OF THE DUELIST」で初登場した水属性・戦士族の下級モンスターです。何を隠そう、あのみんな大好き「キモイルカ」です。

そこで今回は、《N・アクア・ドルフィン》の販売価格と買取価格の相場についてご紹介します。

N・アクア・ドルフィンの買取価格

効果モンスター
星3/水属性/戦士族/攻600/守800
1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。相手の手札を確認し、その中からモンスター1体を選ぶ。選んだモンスターの攻撃力以上の攻撃力を持つモンスターが自分フィールド上に存在する場合、選んだモンスターを破壊して相手ライフに500ポイントダメージを与える。存在しない場合、自分は500ポイントダメージを受ける。

ちなみに《N・アクア・ドルフィン》は全部で以下4種類のレアリティが存在します。

  • ・ノーマル
  • ・レア
  • ・スーパーレア
  • ・アルティメットレア

《N・アクア・ドルフィン》の販売価格と買取価格の相場

【販売価格の相場】
ノーマル:50~100円
レア:50~100円
スーパーレア:300~500円
アルティメットレア:2,000~2,500円

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【買取価格の相場】
ノーマル:100円以下
レア:100円以下
スーパーレア:100円以下
アルティメットレア:400~600円

※買取価格は日々変動しており、時期により価格は変わります。

当社調べ2020/5/14時点での情報

遊戯王GX世代を知っている人であれば、「え?マジで?」と驚くこと間違い無しな程に高騰しております。

「まさかあのキモイルカが…」と思った人も少なくはないのでは?ノーマルやレアですらも結構なお値段になっていますからね…。

さて、キモイルカに何があったのでしょうか。

《N・アクア・ドルフィン》の価格相場が高い理由

まずは《N・アクア・ドルフィン》について少々ご説明します。

このキャラクターは遊戯王GXに登場した、主人公の遊戯十代と共に戦う相棒です。…が、あろうことかルックスがイルカ頭のマッチョ。これはキモい。ですが「ワクワクを思い出すんだ!」とすごく爽やかな声で熱いセリフを言ってくる、頼れるキャラクターです。

そして肝心の決闘シーンでは、効果を発動する際に「ケケケケケケッ」と怪音波を発しています(技名:エコー・ロケーション)。やっぱりキモい。

そんなこんなで、N・アクア・ドルフィンは「キモい+イルカ=キモイルカ」という愛称(?)で親しまれる(?)ことになったのでした。

幽鬼うさぎなどの手札誘発モンスターに強い

さて、そんなキモイルカの価格が高騰した理由なのですが、実は現環境において非常に優秀な能力を持っているからなんです。

キモイルカの能力をざっと説明すると、「相手の手札から自分のモンスターより低い攻撃力のモンスターを破壊する」という感じです。

ポイントは現環境において、いわゆる「手札誘発」系のモンスターの採用率が非常に高いという部分です。そこで、特に採用率の高い手札誘発モンスターを見てみましょう。

お気づきでしょうか。どのモンスターもキモイルカより攻撃力が低いのです。そのため、キモイルカ1体だけがフィールドにいる状態でも、自身の効果で相手の手札誘発を確殺することができます。

加えてピーピングも兼ねるので、相手が手札誘発を持っていなかったとしても情報アドバンテージを得る事ができ、今後の戦略を練りやすくなります。このように、キモイルカは現環境においてローリスク・ハイリターンで活躍する優秀なカードに返り咲くこととなりました。

戦士族のサポートカードにも恵まれている

さらに、星3の戦士族なのでサポートカードにも恵まれています。「増援」や「戦士の生還」で手札に加えることができ、「聖騎士の追想 イゾルデ」でデッキから直接出すこともできます。

水族ではないので「浮上」はできません(想像してみるとすごくシュールですが)。ここは意外と勘違いしやすいので、使う際はお気をつけください。

世界大会で注目を浴びて値上がり!

このカードが注目されたきっかけは、今年の8月に開催された世界大会でした。小学生の部・ヨーロッパ予選の決勝戦でキモイルカが使われ、勝敗を決したのです。

その後からキモイルカのアルティメットレアの価格が上がり始め、2000円ほどになっていました。加えて追い風となったのが、先月発売された「SAVAGE STRIKE」で「E・HERO ネオス」と「ネオスペーシアン」を使う「コンタクト融合」が強化されたことです。

これによってネオスペーシアンの需要が高まり、特に効果が有用なキモイルカはすべてのレアリティにおいて価格が上昇し、現在に至ります。しかも元々が12年以上前のカードであり、一番新しい型番でも6年以上前となるので、入手が難しいことも価格上昇の一因です。

このように、キモイルカは現代の遊戯王界において再評価され、現在までの価格になったのです。

《N・アクア・ドルフィン》と同じパックで登場した高額カードは?

キモイルカが初登場した「POWER OF THE DUELIST」は、同時に「E・HERO ネオス」も初登場し「コンタクト融合」というテーマが誕生したパックです。

その《E・HERO ネオス》も最近になって新規カードが登場したことにより、価格が上昇傾向にあります。特に高額となっているのが、同パックの型番として存在するノーマルパラレルレアです。

パラレルレアは自販機販売(通称「ベンダー版」)でのみ排出されるレアリティなので市販パックには存在しないのですが、それゆえに希少性が高く高額となっています。

キモイルカもネオスもかなり昔のカードなので、「持ってたかも?」という人もいるのではないでしょうか?心当たりのある人は今すぐ探してみましょう!