《拮抗勝負》の販売価格と買取価格の相場はいくら?
遊戯王の《拮抗勝負》は、2017年7月8日発売の「CIRCUIT BREAK」で登場した通常罠です。
そこで今回は《拮抗勝負》の販売価格と買取価格の相場や、値段が高い理由を紹介します。
自分フィールド上にカードが存在しない場合、このカードの発動は手札でもできる。
(1)相手フィールド上のカードの数が自分フィールド上のカードより多い場合、自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。自分フィールドのカードの数と同じになるように、相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。
ちなみに《拮抗勝負》のレアリティはぜんぶで以下の3種類が存在しています。
- ・スーパーレア
- ・ウルトラレア
- ・シークレットレア
それでは早速《拮抗勝負》の販売価格と買取価格の相場をみてみましょう。
《拮抗勝負》の販売価格と買取価格の相場
【販売価格の相場】
スーパーレア:200~400円
ウルトラレア:100~300円
シークレットレア(CIBR-JP077):400~600円
シークレットレア(20TH-JPC97):300~500円
【買取価格の相場】
スーパーレア:100円未満
ウルトラレア:100円未満
シークレットレア(CIBR-JP077):100円
シークレットレア(20TH-JPC97):100円
※買取価格は日々変動しており、時期により価格は変わります。
当社調べ2020/5/15時点での情報
《拮抗勝負》の価格相場が高い理由
このカードが高額となっている理由は、性能の高さです。特徴を簡単にまとめると、
- 手札から発動できる罠カード
- 効果耐性をすり抜ける全体除去
- 除去されたカードは再利用がほぼ不可能
という感じになります。
手札から発動できる罠カードである
このカードは条件さえ満たせば手札から発動できます。《無限泡影》といい《レッド・リブート》といい、罠カードですら手札誘発となる時代になってしまいました。
しかし手札から発動できるための条件というのが、「自分フィールド上にカードが存在しない状態でバトルフェイズを終える」という、かなり厳しいものとなっています。
この状況はほとんどの場合ゲームの勝敗が決まりかけているので、タイミング的には遅いと言わざるを得ません。
…が、このカードの能力はそれに見合うだけのものとなっています。次で詳しく説明しましょう。
効果耐性をすり抜ける全体除去である
自分フィールドのカードの枚数と相手フィールドのカードの枚数が同じになるように、相手にカードを除外させます。一瞬で相手のボードアドバンテージを帳消しにしてしまうので、かなり強力です。
ポイントは「カードを除外する効果」ではなく、「相手にカードを除外させる効果」であることです。
この違い、お分かりでしょうか?言い方を変えると、「拮抗勝負」の効果を受けるのは「相手プレイヤー」であって「相手のカード」ではありません。要するに「効果の対象にならない」とか「効果を受けない」カードであっても、問題なく除外させられます。これはややこしい。このような、テキストの説明を超越したルールの複雑さが遊戯王の特徴のひとつです。
ただしこの効果も完璧ではありません。まず除外するカードは相手が選ぶので、強力なカードは大体盤面に残ってしまいます。本当に除去したいカードが残されてしまう場合も多いので、過信はできません。次に手札から発動した場合であっても相手のカードは必ず1枚残ります。
つまりは自分フィールドにカードが1枚もない状況で発動した場合、ということですが、発動した時点で《拮抗勝負》自身がフィールドに出ています。
その結果、相手もカードを1枚残して除外することになる、という理屈です。まあ、これらを踏まえても十分強いのですが。
除去されたカードは再利用がほぼ不可能である
ただ除外するのではなく裏側表示で除外する、という部分も大きな利点です。遊戯王のルールでは「裏側表示=カードの種類・名称が判別できない」ものとして扱うので、裏側表示のカードは使用用途が限られます。
例えば、裏側表示のモンスターはシンクロ・エクシーズ・リンク召喚の素材にはできません。そこで裏側表示で除外となれば、そのカードがモンスターなのか魔法なのか、あるいは罠なのかも分からないということになるので、再利用がほぼ不可能な状態になります。
例えば《異次元からの埋葬》で除外から墓地へ戻すことはできません。このため《拮抗勝負》で除去されたカードはほとんどの場合戻ってくることはなくなります。
以上の点から、《拮抗勝負》は登場した当時から強力な除去カードとして注目されていたのですが、罠カードを主体とする「オルターガイスト」が環境に入ったことで脚光を浴び、価格が上昇しました。今でも強力な全体除去カードとして高い採用率を誇ります。
ちなみにこのカードのイラストは謀反を起こした構図が描かれていますが、カードが初公開された日は6月21日、あの本能寺の変が起こったのと同じ日付です。実は他のカードでも六武衆の将軍がずっと謀反されてたりします。
《拮抗勝負》と同じパックで登場した高額カードは?
このカードが登場した「CIRCUIT BREAK」ですが、「ヴァレット」や「オルターガイスト」など現在も人気のテーマが初登場したパックとなっています。
中でも「ヴァレット」のエースモンスター、《ヴァレルロード・ドラゴン》が高額となっています。
「戦闘を行った相手モンスターのコントロールを奪う」という強力な効果を持っており、扱いやすいので人気が高いカードです。