《強欲で謙虚な壺》の販売価格と買取価格の相場はいくら?
《強欲で謙虚な壺》は、2010年4月17日発売の「DUELIST REVOLUTION」で登場した通常魔法です。「ごうけん」の通称で呼ばれることが多いです。
今回は《強欲で謙虚な壺》の販売価格と買取価格の相場についてご紹介します。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。
(1):自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から1枚を選んで手札に加え、その後残りのカードをデッキに戻す。
《強欲で謙虚な壺》には全部で5種類のレアリティが存在します。
- ノーマル
- ノーマルレア
- ノーマルパラレル
- スーパーレア
- ゴールド
初登場時はスーパーレアでの登場でした。
何度か再録され、2018年・2019年にはスターターデッキにも収録されましたね。
それでは早速《強欲で謙虚な壺》の販売相場と買取相場について見ていきましょう。
《強欲で謙虚な壺》の販売価格と買取価格の相場
【販売価格の相場】
- ・ノーマル:100円~200円
- ・ノーマルレア:150円~300円
- ・ノーマルパラレル:100円~150円
- ・スーパーレア:600円~800円
- ・ゴールド:100円~200円
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【買取価格の相場】
- ・ノーマル:100円以下
- ・ノーマルレア:100円以下
- ・ノーマルパラレル:100円以下
- ・スーパーレア:100円~300円
- ・ゴールド:100円以下
※買取価格は日々変動しており、時期により価格は変わります。
当社調べ:2023年1月時点での情報
《強欲で謙虚な壺》の価格相場と環境での立ち位置
どことなく高額なイメージのある壺系カードの中でも比較的安価で手に入る《強欲で謙虚な壺》。
ここではその歴史についてざっくりと振り返ってみたいと思います。
《強欲で謙虚な壺》の初登場時はかなりの高額カードだった
このカードが登場した2010年当時の《強欲で謙虚な壺》はまさに環境のトップレアでした。
特殊召喚ができなくなるというデメリットが存在するにも関わらず、そのドロー性能はあまりに強力。
さまざまなデッキに採用され、スーパーレアという封入率の低さも相まって値段は当然高騰。
環境の最前線を駆け抜ける高額カードの1枚でした。
初登場から10年以上が経過した現在では、度重なる再録と豊富なドローソースの台頭で価格はかなり落ち着いたものになっています。
《強欲で謙虚な壺》とメタビート
発動ターンは特殊召喚ができないという明確なデメリットを持つ《強欲で謙虚な壺》。
しかし最初からほとんど特殊召喚ができないデッキであれば問題はありません。
そうして結ばれたのがいわゆる「メタビート」でした。
「メタビート」とは、《ライオウ》や《フォッシル・ダイナ・パキケファロ》など相手のデッキのメタとなるカードを大量に搭載し、動きを制限したうえで殴り倒すというデッキタイプです。
デッキタイプ自体は昔から存在したのですが、このコンセプトと《強欲で謙虚な壺》がとにかく相性が良かった。
特殊召喚をほとんど行わないデッキなうえに、相手に合わせて刺さるメタビートを拾ってこれるという点がほんとうに強かったんですね。
当時は特殊召喚を行うデッキであっても、初動を安定させるために採用するレシピも多かったほどなので、「メタビート」における《強欲で謙虚な壺》はまさにぴったり嵌るパズルピースのごとく最高のドローソースでした。
もちろん現在でも「メタビート」に《強欲で謙虚な壺》は採用されます。
また、特殊召喚を多用しないデッキテーマも増えたため、そちらに採用されることも多いです。
例えば【真竜】や【サブテラー】といったデッキテーマに採用されているのをよく見かけます。
どちらも「メタビート」っぽい動きもできるテーマなので、《強欲で謙虚な壺》はやっぱりメタカードと相性が良いんだなと思ったりしています。
《強欲で謙虚な壺》からはじまる《〇〇で△△な壺》シリーズ
最近ではすっかりおなじみになった《〇〇で△△な壺》シリーズ。
実は《強欲で謙虚な壺》がはじまりなんです。
壺シリーズ自体はご存知《強欲な壺》なんですが、壺を2つくっつけたモノはコチラが初めて。
ここで、今遊戯王に存在する壺シリーズをまとめてみました。
- 《強欲な壺》
- 《謙虚な壺》
- 《貪欲な壺》
- 《無欲な壺》
- 《金満な壺》
- 《大欲な壺》
- 《強欲で謙虚な壺》
- 《貪欲で無欲な壺》
- 《強欲で貪欲な壺》
- 《強欲で金満な壺》
- 《金満で謙虚な壺》
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《強欲な壺》の登場した第1期第3弾の1999年から実に20年以上の歴史がある壺シリーズは、遊戯王とともに歩んできたといっても過言ではないと思います。
壺シリーズの関連として《強欲な壺の精霊》や《禁忌の壺》なども存在しますし、《紅蓮魔竜の壺》などのセルフオマージュカードも登場しているのを考えると、遊戯王というゲームの中でもかなり大切に扱われているシリーズだと感じます。
ところで、デッキへの採用を考えた際には《強欲で貪欲な壺》と《強欲で金満な壺》が採用されているのをよく見かけますね。
両者とも自分のターンの動きを阻害するような直接的なデメリットが少ない状態でドローを行えるというのが人気の秘訣かと思います。
本記事の主役である《強欲で謙虚な壺》は先述の通り一部のデッキでの活躍といった印象です。
《強欲で謙虚な壺》から上記2つの壺を回収するという動きも強力なので、一緒に採用されているレシピも珍しくありません。
6つの壺の組み合わせを考えると全部で15種類…。
もし新しい壺が登場したら、その組み合わせはどんどん増えていきます。
遊戯王のドロソ事情の大きな部分を担う壺シリーズにどんな壺が登場するのでしょうか。
今後が楽しみですね。
《強欲で謙虚な壺》と同じパックで登場した高額カードは?
《強欲で謙虚な壺》が初収録となった「DUELIST REVOLUTION」は《波動竜騎士 ドラゴエクィテス》がパッケージを飾る拡張パックでした。
本弾には《エフェクト・ヴェーラー》や《神の警告》や《スクラップ・ドラゴン》が初収録されました。
壺シリーズのドローソースだけでなく、手札誘発による妨害が生まれたのもこの頃からなんですね。
本弾に収録された《エフェクト・ヴェーラー》のスーパーレアは現在でもそれなりの値段がつけられています。
現代遊戯王の幕開けとも呼べる印象的なパックでした。